ずっと過小評価されてきた No.4 Fender Japan Extrad TL52-120

Fender Japan Extrad TL52-120
スペック
まとめ
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Fender Japan Extrad TL52-120

Fender Japan製のテレキャス 「TL52-120」です。今では大変人気で貴重なExtradシリーズ。

ネックデイトから見て88年製。ヘッド裏にデカール無しなのでExtradシリーズの中でも初期の個体です。

スペック

ボディ：ライトアッシュ
ネック：ハードメイプル
指板：メイプル
PU：ヴィンテージPU（USA）

まとめ

Extradシリーズは86年頃（Eシリアル期）から始まったシリーズで当時のフジゲンの中でも本家で言う「Custom Shop」的な部署が製造していたそうで、「厳選した材やパーツを使って贅沢に作っていた」そうです。

初期の物は特に鬼トラネックが特徴でこちらの個体も見事なトラ目です。
あとラッカー塗装が故に塗装の爛れがある個体が多く見られます。

テレキャスに関してはシリアルがJV+4桁やローマ字なしの4桁だった気がします。（後期は変わるかも？）

扱った頃はまだExtradシリーズの情報があまりなく、一生懸命調べた記憶があります。

新大久保のTC楽器さんのHPで特集が組まれていましたので参考にさせていただきました。

Fender Japan EXTRAD model

Fender Japan Extrad Series 　1986年のFender Japanカタログ ”TWANG”にCOLLECTORS SERIESのカテゴリーとして、PLAYERS、LIMITED EDITION、そしてこのEXTRADが登場した。ウッドマテリアルにオリジナルヴィンテージをも超える稀少な木材を...

正直JV期の個体も含めて15年ぐらい前は楽器店でも「初期物？上位？でもフェンジャパでしょ？」的な扱いだっと思います。

その後に市場でも認知されて上記楽器店さんやマニアな方々が色んな詳細が明らかにしていってJVシリアルと共に再評価され、一気に高騰していったと思います。

こちらの個体は10年ほど前に扱った個体で非常に状態が良かったのでよく覚えています。
ワンオーナーのコレクター放出品と伺って購入した個体でした。

そのオーナーは「いつか評価される」と信じて30年近く大切に寝かせていたんですね。

「楽器は弾く物だ」と言う方も多いでしょう。もちろん私もそう思いますが、でもこういった流れを体験すると「コレクターさん、ありがとう！」とも思いますね。

その後も何本もエクストラッドは扱いましたがここまで状態の良い個体には出会えませんでした。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。m(_ _)m