Fender Japan ミディアムスケール STMシリーズについて考察

豆知識

はじめに

ドクター・シーゲルこと成毛滋氏が開発に携わり、開発されたとされるSTMシリーズ

こちらについて書いてみます。

STMシリーズとは?

簡単に言うと体(手)が小さい日本人向けに開発された「ネック細め」で通常のフェンダーギターのネックの長さに比べて「少し短いミディアムスケール」を採用して作られたストラトモデル。

ハイフレットが弾きやすいように「ヒールレス加工」がされているのも特徴ですね。

スケールとは(長さの方ね)

「スケール」とは楽器のナットからブリッジまでの長さのこと(ナットから12Fのことを指す場合もある)で、この長さの違いによって演奏性やサウンドが変わってきます。FENDERやGIBSONのメーカーによる違いは代表的なものとなっています。以下代表的なスケールをご案内します。

レギュラースケール:25 1/2インチ 647.7mm
FENDER GIBSONと比較してFENDERスケールとも呼ばれる。ストラトキャスターやテレキャスターなど。

ミディアムスケール:24 3/4インチ 628.65mm
FENDERと比較してGIBSONスケールとも呼ばれる。レスポール、フライングV、SGなど。


ショートスケール:24インチ 609.6mm
ムスタング、ジャガーなど。

その昔、おじさん達はミディアムスケールの事を「ギブソンスケール」と言ったそうな(´▽`)

STMの初期と後期の違い 

【初期仕様】
ブリッジがEシリアル期(84~87年)やFシリアル(86~87年)などの初期のSTMには通常の6点止めの「シンクロトレモロブリッジ」が付いていますが、この頃のSTMは84~86年のカタログで探してみましたが載っておりませんでした。(87年と88年のカタログは見つからず未確認。)

あとはこの頃は1Vol、1Tone仕様です。

「STM-55」(Eシリアル 84~87年)↓
Eシリアル期の個体にはこのゴムがついたノブが付いてたりします。(これがなんか可愛い)




「STM-60」(Fシリアル 86~87年)↓



【後期仕様】
ブリッジが2点止めの「STM END ROXトレモロ」になってコントロールが通常のストラトと同じ1Vol、2Toneに変わります。

「STM-550」(Jシリアル 89~90年)



私が調べた中ではSTMシリーズがカタログで確認できたのは89年のカタログPRO-FEELシリーズ」からで

・PUがSSSの「STM55(ローズ指板&メイプル指板の2タイプ」

・SSHの「STM60(メイプル指板)」が載っており、カタログスペックを見ると2点止めの「STM END ROXトレモロ」と記載されています。

っがそのカタログ画像では6点止めのブリッジが付いています?!

そして翌年の90年のカタログでは2点止めのSTM END ROXトレモロが搭載された画像に変わっている、、、、、この事から考えると、、、、



STMシリーズは87年か88年からカタログ掲載となりその時期は6点止めの「シンクロトレモロブリッジ」で89年から2点止めの「STM END ROXトレモロ」に変わったんだけど、カタログの画像は以前の物を流用した~。

という流れとみましたがこの推理が正しいかどうかは分かりません。



ブリッジに関しては「Floyd Rose II」が搭載された「STM-85」なんかもあります。

「STM-85」(Kシリアル90~91年

アーム使いますよ No.20 Fender Japan STM-85 Medium Scale FLOYD ROSEⅡ
Fender Japan STM-85 Medium Scale FLOYD ROSEⅡFender Japan製の「STM-85」です。STMシリーズなのでミディアムスケール。シリアルがK + 6桁の数字ですので1990~1991製です。...



あとはPUがHSHで「FENDER EXTREMが搭載された「STM-650」なんかもあったりします。

「STM-650」(Gシリアル 87~88年)



「STM-75DM」と言うモデルがありますがそちらはPUがフロントとリアに「DiMazio HS3」を搭載したモデルです。↓

DiMazio HS3搭載! No.12 Fender Japan STM-75DM
Fender Japan STM-75DMFender Japan製の「STM-75DM」です。シリアルがMade in Japan J+ 6桁の数字ですので1989~1990年製です。STMシリーズは日本人向けに作られたミディアムスケール...

センターのPUカバーのみ劣化で変色しているのもこちらのモデルのあるあるです。販売しているお店が知らないと注意書きで「PUが交換されている」と書いてあるのを見た事もあります。

あとネックにSTM-60と違う型番の印字になっていますがこれもこのシリーズによくあります。

成毛茂モデル

成毛茂氏についてはwikiをご覧ください。

成毛滋 - Wikipedia



「STM-DSC DS Custom」(画像は過去のヤフオクからお借りしましたm(_ _)m)
こちらが96年にイシバシさんから限定で発売された第一弾モデルです。

そして98年に第二弾モデルの「STM-DS2」が同じく限定で発売されました。
ただ画像が見つからなくて、、、。


詳しく書いてくださっているサイトがありますのでそちらをご覧ください↓

STM-DSC


おまけ 特殊仕様のオーダーモデル

以前扱った個体でオーダー品のSTMを扱った事があるのでそちらをご紹介します。

相当昔に扱った物のようで画像数が少なくて動画では使えないのでこちらで公開します。

シリアルがMade in Japan F + 6桁の数字なので1986-1987製です。
ネックポケットとネックにはORDERの印字があります。

初期仕様の6点止めの「シンクロトレモロブリッジ」&「1Vol、1Tone仕様」

オーダーの分かる箇所は通常のSTMのロゴはトラロゴ↓


こちらはスパロゴになっています。

あとは塗装がパッと見ブラックなんですがよく見ると真ん中辺りがパープル(シースルーで木目がうっすらと見えます)でサンバーストのように外側へ黒に変わっていっています。


他の画像もご覧ください↓




YOから始まるオーダー、、、山野楽器?、ヨシダ楽器?

まとめ

以上、分かる範囲でのSTMについての考察です。

いかがだったでしょうか?

ちなみにミディアムスケールのテレキャスバージョン「TLM」やショートスケールのストラト「STS」なんかもあります。

また何か情報が分かり次第追記をしていく予定です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。m(_ _)m


※間違っている情報があればご指摘ください。訂正いたします。


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