シンラインとセミアコの違い
私はシンラインと言うとTN72やTN69などテレキャスタイプの半空洞なモデル、Gibsonの335などは「セミアコ」といった感じで覚えてたんですが今回軽く調べてみたら少し感じが違いました。
まあ、よく考えれば分かる事なんですが、そこまで深く考えてこなかったんですよね、、、。
構造の違い
セミアコやフルアコの箱ものと言われているのは板を組み合わせてボディを作っている。
それに対してシンラインと言われているモデルはボディの1部をくり抜いて上からトップ材を被せてあるそうです。
片側だけくり抜いてある訳ではなくて左右両サイドくり抜いてあって、向かって右側にコントロールキャビティ、反対の左側はFホールが空いてますね。
故にシンラインはセミアコ、フルアコよりソリッドギターに近いので「セミソリッド構造」と言われているそうです。
シンライン 名称の由来
Wikiには↓
「シンライン」と言う名称は、老舗の有名ギターメーカーであるギブソン社の影響を受け、セミ・アコースティック(半中空構造/セミアコ)ギターの通称として一般的になっている呼称を借りたものである。しかしながら、ギブソン社では通常のフル・アコースティック(中空構造/フルアコ)のような厚みのあるボディに対して、その半分ほどの厚さの薄いボディ(セミアコ、フルアコ問わない)に「シンライン」の名称を用いており、とくにセミアコ構造のギターを指しているわけではないため、意図的なものか無知によるものかは不明であるが、フェンダー社の誤用である。
ギブソンでもシンラインと使っていたがそれはセミホロウと言う意味ではなく厚さの薄いボディのモデルに通称としてシンラインと使っていたんだけど、フェンダーさんはそれをシンライン→セミホロウと勘違いしてるんじゃない?それとも無知なの?と書いてある(;^_^A
じゃあ、そもそもGibsonは何故シンラインと使っていたのかは不明。
thin line→細い線、細線 〈比喩〉際どい境界線
ボディが薄い→細い線、ほなこっちの薄ボディは「シンライン」にしましょ。的なノリだったんでしょうかね?
詳しく知りたい人はググってみるのも良いと思いますが、この手の話は色んな説が混ざり合って答えのない沼に陥る可能性が大なので、スッゲー気になるって人か、今日ちょっと暇だからって人以外はお勧めしません(-_-;)
シンラインの感想
あくまで私の主観です。
扱った個体も全てフェンジャパで本家はもちろんホンマモンのヴィンテージなんて触ったことがないので^^;
ざっくり言うと思っていたイメージと違うと感じる事が多かったです。
335系セミアコはグレコや本家は自分でも使用していましたがそれらと比べると、なんだろう?セミホロウだから少しアコースティックっぽい、セミアコ的なイメージを持って弾いたからなのか、、、当然そんなはずは無く、特別生鳴りに良さも感じた事はありませんでした。
アンプに通しても「なんかモコモコした音がする」「抜けない感じがする(一人弾き)」=なんか弾いていて楽しくない。と良い思い出が無い^^;
もちろん個体差はあるでしょうし、そもそも構造が違うと今回で知ったぐらい無知な時の感覚なので参考にならないかもです(^_^;)
もちろん本家やヴィンテージを持っている、弾いた事がある方は異論があるでしょう。それは正しいと思うし認めます。私もいつかそれらを弾いてみたいです。
バンドサウンドにプラスするなど
どのモデルにも言える事ですが「これにしかこの音は出せない」は確実にあります。
シンラインやセミアコにはソリッドには出せない甘いトーン感?がある!と思います。
曲によってバンドサウンドによって逆に抜けてほしくない場合、主に他の音を聴かせたい(歌など)、バンドサウンドに厚みを持たせたい時などにも良いかもしれません。
エレキギターをずーーーっと家で一人で弾いている人は少ないと思います(ぼっちちゃんでも外の世界に出ていきました)
例えばあなたはギタボ(Vo&Gt)。
4人バンドをやっていてドラム、ベース、リードギターが居てそのリードギターの方がレスポールやストラトなどソリッドギターを使っていた場合などシンラインやセミアコが活きてきます。(逆のパターンでも然り)その理由は主に周波数などにあるらしいのですが、難しい話は分かりません^^;
一人で弾いていて「抜けないな~」と思っていても、上記の状況で鳴らしてみると何故か抜けて、更にバンドサウンドに厚みが出る!気がしました(難しい話は分かりません、、、。)
私の場合はグレコやGibsonなどのセミアコでしたがそういう経験があります。
もちろんバンドのジャンルなどにもよりますが家で弾いていて気持ち良いのにスタジオで鳴らすと何故か聞こえないなどの悩みがある方は試してみる価値はあるかと思います。
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余談
一人で弾いている人は少ないと言いましたが、近年ではSNSやyoutubeなどで一人で弾いて表現している人も多いですよね。例えば自分で作曲している人やカバーでも雰囲気を変えてみたいと言う方には楽器を持ち換えてみるのをおススメです。
行き詰ったときは試してみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。m(_ _)m
※このブログは以前、別のギター説明ブログに書いてあったのを移設、まとめなおしたブログになります。
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