Greco製のレスポールカスタムです。シリアルから見て80年製のスーパーリアル期の個体。
こちらはジャーニーのギターリストであるニール・ショーンのモデル「Super Custom」を意識して作られたモデルのようで「スラッシュド・ブロックインレイ」や「マルティプルバインディング」が特徴のようで定かではありませんが当時の楽器店の特注オーダー品だったようです。
数が非常に少ないようで情報もほとんど無く、はっきりとした詳細は不明です。
私はこの個体以外にもう1本同じモデルを扱った事があり(ネック折れあり)、あとは楽器店が扱っているのを見かけた1本。合計3本のみで全て1980年製でした。
ただニール・ショーンモデルは「EGF Limited Edition」と言うもっと豪華な仕様の限定モデルがあるようです。当時で150本限定だったという情報を見かけましたが正確かどうかは不明です。それはトップがトラ目だったり、リアPUのカバーが外されたゼブラだったりとご本人が使用していた本家の仕様に寄せてあるようです。
私がネットで見かけた1本はEGF-1600でそれが廉価版と記載してあったのでそれより上位モデルが上記の「EGF Limited Edition」だったのかも?
81年製だったり82年製だったり、PUも「DRY Z」だったり「PU-2」だったり仕様は様々でした。
気になる方は「Greco ニールショーン」などで検索すると出てくると思いますよ。
いや~グレコはこんなのが本当に多くてちょいちょい困るんですが、それが面白いですよね。
70~80年代前半の日本製はいわゆる「コピー」「偽物」なんて言われてた時代ですが、現在の中〇製の「ロゴまで同じコピー、偽物」「作りもいいかげん」とは違い、自社のロゴで、似せるにしてもこういったこだわった作りで勝負してますからね。オリジナル商品も結構ありますし。
こうやって振り返ってみると当時の各国産メーカーさんには本家に追いつこうとする「気概」が感じられますね。
ただやり過ぎちゃって訴えられちゃったみたいですが(^_^;
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